2016/05/19

わたしの中の「透明感」


私が作りたいと思うもの、それは「透明感」のあるものです。

小さいころ、おもちゃがほとんど無かった時に、きれいだなと思って大事にしていたものは、ビー玉やおはじき。

それを色ごとに分けたり、組み合わせたり・・・そういうことがルーツにあるのかもしれません。

刺繍糸は透けることはほとんどないと思うのですが、ビーズが転がってそのまま刺繍になったような、透明感を出したいと思っていつも刺しています。

決して薄い色ばかり使えばよいというわけでばないのですが、どう表現すればよいのでしょうか、ここは感覚的なところで、やはり植物のモチーフのことが多いです。

よく「どうやって色を決めているの?」と聞かれることが多いのですが、道ばたの花からアイデアをもらうことが多いです。

熱帯雨林など特殊な場所はわかりませんが、道ばたの花はほぼ葉や茎の緑、花の色、中の芯の色がとても調和が取れていて、本当に不思議です。

可愛い花があるとその写真を元に刺繍糸の色を決めると、あまり沢山の色数を使わず、でもまとまりのある配色になる木がします。

でもそれでそのまま花を刺したのではつまらなくて・・・

こころまで透き通るような、そんな表現方法を見つけたいと、日々試行錯誤しています。

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